【読書感想】道は開けるのレビュー【デール・カーネギー】
あらゆる人間に共通する悩みの実態と克服法を述べた本になっています。
作者のデール・カーネギーはたくさん本を書いていたみたいですが、
結局今まで人気が続いているのは「人を動かす」とこの本の2冊らしいです。
「人を動かす」もものすごく衝撃を受けて参考になった本ですので、
いずれ紹介できればと思います。
個人的に、この本が一番伝えたかったことは、
我々にとって大切なことは、遠くにぼんやりと存在するものに目をやることではなく、手近にはっきりと存在することを実行すること
つまり今日、一日の区切りで生きること
という部分なのかなと思いました。
マインドフルネスみが強いですね。
人間は未来を想像できる能力を持ったおかげで農業とかできるようになって進化してきたみたいですが、
その能力のせいで未来に対して悩みを持ってしまうとも言われてますからね。
他にも悩んでいる人に役立ちそうなことがたくさん書かれていたので3つ紹介します。
最悪でも死ぬことはない
ウィリス・H・キャリアの公式という悩みに対する公式?みたいなのがあるそうです。
①起こりうる最悪の事態を自問し
②やむを得ない場合には最悪の事態を受け入れる覚悟をし
③それから落ち着いて最悪状態を好転させるように努力する
というものみたいです。
悩んで焦っていると正しい思考ができないみたいなので、
まず、「最悪でも死ぬことはない」くらいに落ち着くこと。
そしてその後に状況を改善するように考えようということみたいです。
忙しいと悩んでいる暇がない
パスツールという生物の教科書に出てくるような学者が
「図書館と実験室での心の安らぎ」という言葉を残しているそうです。
研究者で神経衰弱になる人はほとんどいない。
それは研究に没頭していて悩む暇がないからだ。ということだそうです。
研究に悩まされるわ!と思わなくもないですが、
要するに忙しくしていると悩んでいる暇がなくなるよってことみたいです。
「辛い!」ってなったら予定を入れまくるのは効果的みたいですね。
疲れる前にたびたびの休息をする
最後の1章分は疲労について書かれていたのですが、
疲れる前にたびたびの休息をすると疲れにくいそうです。
8時間まとめて寝るのと夜6時間寝て昼寝を1時間するのは疲労回復的には同じなんだとか。
この細かく休息を取ると良いということは、
以前紹介した「行動最適化大全」にも書かれていたことです。
この本を読んで衝撃を受けたことが「道は開ける」にも書いてあったため、もう一度紹介させてもらいました。
70年以上売れ続けている本なだけあって、さすがの内容でした。
だいたいの悩みを解決できると思うのでぜひ読んでみてほしいです。
先程リンクを載せた「行動最適化大全」も人の悩みを解決することを目的に書かれた本になっていますので、
そちらも気になった方はぜひ見てください!