venenatum’s blog

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【読書感想・要約】超箇条書きのレビュー

結論

情報過多の時代、みんな忙しく時間がありません。

そんな時代に有効な、短く早く魅力的に伝えるためのツールとしての「箇条書き」が学べる本になっています。

報告書やスライドの作成に有効かと思います。

実際、優秀な人の報告には箇条書きが含まれていることが多いように思えますし、

僕も箇条書きを取り入れることで上記書類の作成が早くなったと感じています。

 

内容紹介

本書は以下の3つの内容で構成されています。

・構造化:全体像を一瞬で理解できるようにする

・物語化:関心を持って最後まで読み切ってもらえるようにする

・メッセージ化:相手の心に響かせ行動させる

ざっくりと内容を紹介したいと思います。

 

構造化とは、箇条書き全体で何を伝えようとするのかを明確にするために

話のレベル感を揃えてグルーピングすることだそうです。

ロジカルシンキングで出てくる、イシューツリーのイメージです。

今日の夕飯は和食か中華かオムライスかラーメンどれがいい?だと聞いていて構造がわかりにくいので、

和食か洋食か中華か?とするか、寿司かハンバーグかラーメンか?とするイメージですね。

 

物語化とは、人を引き付ける生々しい箇条書きにすることだそうです。

ロジカルに伝えることができても、他人事のように「へー」とスルーされてしまっては意味がないですね。

具体的には、

・相手が期待していることを最初に述べる (アンサーファースト)

・一般名詞ではなく固有名詞を使い具体的にすることで、自分事として捉えてもらう

などが挙げられていました。

 

メッセージ化とは、箇条書きを読んでもらって

「で、それが何?」とさせないようにすることだそうです。

スタンス(自分の立ち位置)を明確にし、

自分はこう思います、だからこうしていきます

と伝えるイメージです。

報告ではそこを伝えるのが一番の目的ですからね。

 

感想

社会人はとにかく報告が多いですよね。

うちの会社は週報、月報とかありますし、出張に行けば毎回報告書の提出が必要です。

 

その割には報告書の書き方を習う ということもないですよね。

1年目の頃は見様見真似で書いて、結果研究所長に呼び出されたこともありました。笑

報告書は「文書」であって「文章」ではない、と言われたのを今でも覚えています。

 

箇条書きは上からぱっぱっぱと読んでいって理解することができ、非常に伝わりやすいです。

そしてなにより書く方も楽です。

「文の接続が・・・」など考えなくて良くなりますからね!

 

かなりおすすめできる本だったので、興味を持った方はぜひ読んでもらえたら嬉しいです。