【読書感想】パワーポイント最速仕事術のレビュー
社会人になって、「報告」をする機会がとんでもなく増えたと感じています。
ちょっとしたものや重めのものなど色々ありますが、個人的には毎週2〜3個くらいの資料を作っている印象です。
ただ頑張って資料を作ったものの、頑張りすぎて情報を詰め込みすぎてしまい、、、
結局偉い人たちにはあまり伝わっていない、といったことも実際経験しました。
そこで「資料作成の勉強をしよう!」と思って買ったのがこちらの本です。
この本は、パワーポイント初心者でもかんたんにわかりやすく効果的なプレゼン資料を作成できるようになれる本になっています。
筆者の前田鎌利さんは、元ソフトバンクの社員で、孫社長にプレゼンをしたこともある方だそうです。
そんな前田さんは、課題への対応策、新規事業など、次々にプレゼンをしなければいけない立場にあったそうで、
仕事に押しつぶされないために、いかに効率的に「一発OK」を貰える資料を作成するか、といった試行錯誤を繰り返してきたそうです。
この本にはそのノウハウが詰まっているということですね。
内容としては、「ゼロから始める!」とあるように、パワポ初心者にも優しいものとなっています。
コピペ、テキスト入力、グラフ、表、図形、アニメーションなど、、、基本的な部分から説明してくれています!
大学の研究室での3年間でなんとなく身につけていったパワポスキルが詰まっている感じでしたね!
学部生の頃に読めていたら、、、と思いました。笑
その他、基本的なことはわかっていると思っていた僕にとっても、斬新で衝撃的な内容もいくつかありました。
例えば、
人の視線はZの字に推移するとか、(左上→右上→左下→右下)
左グラフ・右メッセージが読みやすいとか、
フォントサイズは50〜200くらいにするとか、(やりすぎかと思うくらい大きいです笑)
そういったことも書かれていました!
なのでなんとなくこれまで使ってきた方にもおすすめかなと思います。
最後に1点この本を読んだ感想です。
この本は「プレゼン資料作成本」ですが、「プレゼン」と「報告」は違うんだなぁと感じました。
どういうことかというと、
プレゼンは新規事業や商品を採用してもらうなど、聞き手にアクションを求めるという、明確な「ゴール」があります。
しかし報告は「今こんな状況でこんな課題があります」といった内容のものが多く、聞き手に何かアクションを求めるわけではないものが多いと思います。
つまりゴールが見えにくいんですね。
この本で「目で見て理解しやすい資料」について学ぶことができましたが、
報告してどうしたいのか、どうしてもらいたいのかといったところは自分で考えないとなと思いました。
またもしそういったことが学べる本があれば教えて下さい。笑
その他、これらの本も社会人基礎スキルとしておすすめです。