【読書感想】なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?のレビュー【西剛志】
なぜあなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?
について、脳科学的に説明してくれる本です。
なんであの人は自分のことを分かってくれないんだ!
という思いがある方におすすめです。
・概要
人によって主に用いる五感に優先順位があるそうです。
具体的には、
視覚を優先する、聴覚を優先する、触覚味覚嗅覚など体の感覚を優先する
といった3つのタイプがあるそうです。
同じ人でも時と場合によって優先順位が変わることもあるそうですが、
日本人ではそれぞれ44%、18%、38%らしいです。
このことから自分と相手の脳が見せる世界は全く違っており、
この違いを認識し、お互いの見え方を認める人がコミュニケーションスキルが高い人だそうです。
1つなるほど〜と思った例を紹介しますと、
・食事後の皿とかが置いたままになっている部屋
・床に物が散らかっている部屋
この2つのどちらを汚い部屋だと思うかは人によって違うそうです。
どこに注意が向きやすいかは個人差がありますよ〜ということですね。
こういった違いは、左利きと右利きだったり、男女だったり、東洋人と西洋人だったり
といった特徴からも生まれるそうです。
最終的に、
結局人はわかりあえない
わかりあえない者同士がわかりあうためには原因であるお互いの違いを認めること
わかりあえないのが自然だからこそそれを受け入れることが大切
というように締められていました。
空気を読む脳でも同じようなことが書かれていましたね。
・感想
なんでこんなことも気付かないんだ!と他人にイライラすることも多くありましたが、
この本とか、空気を読む脳とかを読んで、まあそういう人もいるよね~と受け入れられるようになりました。笑
脳科学は生物学とか心理学とかも結びついていて面白いですよね〜。
この辺の分野に興味がある方にもおすすめの本だと思います。