【読書感想】月曜日の抹茶カフェを読んで【青山美智子】
以前紹介した、心が暖かくなる小説、「木曜日にはココアを」の続編となっています。
続編と言っても前作の登場人物がガンガン出てくるわけではなく、また別の話という感じです。
ただ、主要な人物は結構登場します。
なので前作を読んでいなくても面白いし、前作を読んでいたら懐かしくてより面白いと思います。
構成としては前作と同じで、12の短編集のような感じで、
前の話で出てきた脇役の人が次の話の主人公になるといったような流れになっています。
いろんな話をいろんな人の立場から見て、
そんなことを考えていたのかぁ、と心暖まる系です。
なんとなく、前作よりもキュンキュンしましたね。笑
内容は、人とのつながりとか、縁がテーマにされています。
背表紙に書いてある、「人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押している」とか、
マスターが言っていた「どんな出会いも、顔もわからない人たちが脈々と繋いできた手と手の先なんだよ」とか、
そういうことが伝えたかったのかなと感じました。
社会人になるとこういった「ご縁」の話を聴く機会が増えますが、
こういうことなのかぁと思いました。
自分も誰かの背中を押せる人になれたら良いですねぇ。
あとどうでもいいことなんですが、作者紹介みたいなところを読んで、
木曜日にはココアをがデビュー作だったこととか、
青山美智子さんが50歳超えていることとかを知って、衝撃を受けていました。
青山さんの他の作品も読んでみたいですね。
おすすめなどありましたらぜひ教えて下さい!
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