【読書感想】生物学的にしょうがない!のレビュー
何でも先延ばし、やりたくない
人前で緊張する
人の目が気になる
片付けられない
いつも遅刻ギリギリ
死にたくなっちゃう
ついつい衝動買い
SNSばかりみちゃう
このような「やめないといけないと思っているけどやめられない」悪い癖などは、遺伝子が影響している。
そのため頑張ってもしょうがないこともある!
なので限りある努力を求められるところに使おう
という本でした。
非常に多くの「やめられない」みたいな例が挙げられていますが、
その中で自分は不安に関することはすごく当てはまっていると感じました。
人前で話すのが苦手とか夜寂しいとかです。
逆に、片付けられないとか、約束を忘れるとか、
こういったところは自分に当てはまっていないぞと思い、進化しているんだなと感じました。
具体的に印象に残っているものを少し紹介すると、
・集中できないのはより大事なことに集中している
・後悔は次に同じ選択をするときに有利になるために必要
・借りを返さないといけないと思う集団が生き残ってきたので頼ったあとのことを考え返すものがないと人にに頼れない
といったことなどが書かれていました。
他にも色々面白いのがありました。
こんな感じで、自分のしょうがない面と進化している面がわかる本でした。
自分のジェットコースターに乗れないくらいビビりなところはもう生物学的にしょうがないので頑張りすぎずに、
進化しつつある面に力を注ごうと思いました。
以前に紹介した生命科学的思考では、遺伝子に抗えると思うことで実際に行動できると書かれていました。
それに対しこの本は、しょうがないことは諦めたほうが良いけど、それだと現代社会には適応できないので、
少しだけ社会に馴染むために理性を働かせて工夫して生きていこうという結論になっていました。
前者もストイックで非常にいいと思うんですが、気楽に生きるにはこの本の考え方が丁度いいですね。