【読書感想】SDGs入門のレビュー【村上芽 渡辺珠子】
SGDsって流行っているけど、結局よくわからんなと思って手にとってみました。
この本を読んで基礎くらい理解しようって思ったのですが、思っていたより基礎の基礎しか書かれていませんでした。笑
SDGsに初めて触れるという方におすすめとも言えます。
どちらかというとなぜ企業がSDGsに取り組むのか、そしてそのメリットなどについて書かれていました。
当初の目的とは違ったけど、それはそれで勉強になったなというのが個人的な感想です。
意外と知らなかった基礎の基礎
17の目標に対して、169のターゲット(具体的な目標)が定められているということ。
169も具体的な目標があったのか、と感じました。
抽象的な内容だと個人が自由に解釈できてしまいますからね。
そういったことがないようになっているんですね。
持続可能な開発とは現世代と将来世代両方のニーズを満たすこと。
現世代についても触れられていたのか、と感じました。
現世代を犠牲にしてまで将来につなぐというほどではないんですね。
そこまでの善人はなかなかいないですもんね。笑
企業がSDGsに取り組むメリット
具体的には3つほどあるそうです。
- 新規事業の開発や既存事業の拡大に繋がりそう
- 新たな人材獲得のための武器になりそう
- コミュニケーションツールとして有効(SDGsって言えば通じる)
ということが挙げられるそうです。
特に面白いと思ったのは1です。
なでしこ銘柄(女性の管理職割合が高い会社)や、健康経営銘柄(社員の健康に気を遣っている会社)というものがあるそうです。
つまりSDGsに取り組むと注目されやすく、同じ考えを持つ投資家からの出資も見込めるということです。
ESG投資みたいなことも最近良く耳にしますしね。
あと意外だったのは、「スタディサプリ」もSDGsだということです。
質の高い教育をみんなにってやつに当てはまります。
結構ビジネスに繋がっているんだなぁって思いました。
感想
名前の通り、入門書として最適だと思います。
SDGsに興味を持った方がまず初めに読む本としておすすめですね。
これを読んでみて更に興味を持った方は別の難しめの本も読んで見る、というのがいいと思います!