2017年のノーベル医学賞にもつながった、時計遺伝子というものがあり、
これは時間によって違う作用を引き起こし、1日の活動リズムを制御しているそうです。
それに基づいて、食べる時間による健康への違いを解説している本になっています。
今どきの健康はそこまで進歩しているのですね、笑
すごく大雑把なイメージとして、(厳密には違うかもしれません)
・朝食は絶食状態が長く続いてからの食事なので吸収しやすい
・夕食はその後寝て体の活動が穏やかになるから体内に残りやすい
という感じでした。
朝にこんな物食べると良いよ〜みたいな話が多く、朝食の重要性を教えてくれる本でした。
その他にも、時間薬理学(薬やサプリメントを飲む時間について)や、時間運動学などについても少し書かれていました。
全体的にダイエット(肥満)とか生活習慣病(高血圧、糖尿病など)に関する内容が多く感じました。
しかしこの辺の話は、自分にはまだ関係ないかなと思い、
「こんな話があったな〜」と思い出せるくらいに、軽く読み流しました。笑
親世代に進めたい本かもしれません。
一番ためになったのは、「筋肉に効果的な運動時間」という節です。(4ページくらい笑)
筋肉の増大には、
・朝より夕方
・食前より食後
の運動がいいそうです。統計的な有意差は得られていないみたいですが。
とにかく夕食後にトレーニングしようと思いました。
あと朝食にタンパク質を摂取すると吸収が良いらしいので、
働き始めたら朝食にプロテインを追加しようとも思いました。
もう一つ面白かったのが、社会的時差ボケという話です。
食事ではなく睡眠の話なのですが。笑
体内時計は、前にすすめることは大変だけど、遅らせることは結構簡単らしいです。
なので週末の睡眠時間の中点(入眠時間と起床時間の真ん中)が平日より1時間以上遅いと、社会的時差ボケと言えるみたいです。
月曜日が大変ってことですね。
1時間遅く寝て1時間遅く起きるだけで社会的時差ボケなのですね、、、。
その状態だと肥満やうつになりやすかったり、成績や精神状態のスコアが悪くなったりするらしいです。
週末も平日と同じような時間に寝て起きるか、どうしても眠いなら昼寝しましょうって書かれていました。
データの量がすごくて、論文みたいな本でした~。
肥満や生活習慣病の予防したい!という方におすすめだと思います〜