【読書感想】スタンフォード式最高の睡眠のレビュー【西野精治】
皆さんは毎日しっかりと眠れているでしょうか?
睡眠は、量よりも質だそうです。(最低限の時間の確保が必要ですが)
そして睡眠の質においていちばん重要なのは、眠りはじめの90分だそうです。
この90分は最初かつ最も深いノンレム睡眠であり、
この時間の質で睡眠全体の質も決まります。
理由としては、
・最も大きな睡眠欲の解消
・自律神経の調整
・グロースホルモンの分泌
・脳のコンディショニング(記憶の定着)
などが行われるからだそうです。
この最初のノンレム睡眠をいかに深くするか
ということについて書かれた本になっています。
具体的には、体温と脳に眠りのスイッチがあると言っています。
まず体温についてです。
質の良い眠りであれば、体の内部の体温(深部体温)が下がります。
これは入眠前に手足が温かくなり、皮膚から熱放射されることによるものです。
この深部体温と皮膚の温度の上がり下がりによって眠りのスイッチが入ります。
つまり深部を冷まして手足を温めることがいいということです。
また深部体温は上がった分だけ大きく下がろうとするようで、
寝る90分以上前に40度くらいのお風呂に15分ほど浸かると良いそうです。
それに加えてストレッチしたりして手足を温めると、よりスイッチが入るようです。
(ちなみに靴下を履くと熱放射が正常に行われなくなることがあるため、寝る前には脱ごうねと書かれていました。)
次に脳についてですが、
これは要するに寝る前に頭を使いすぎないようにということでした。
退屈な作業したり単調な曲を聞いたりすると眠くなりますもんね。
他には、
・覚醒時には体温を上げる!光を浴びる!
・お酒は日本酒1合分程度なら寝る100分前に飲むと寝付きが良くなる!(使いようによっては危険)
・仮眠を取るなら20分程度!1時間以上は悪影響
といったことも書かれていました。
僕は睡眠には結構悩みがあり、時々朝の5時位まで眠れないということがあります。
そこまでじゃなくても、11時に布団に入ったのに1時くらいまで眠れないということもあります。
最近一番効果を実感しているのはお酒です。
社会人になってからは週4くらいで飲んじゃっています。
ただやはりお酒に頼り続けるわけにはいかないものです。
そういった中で「体温」という話は今まであまり気にしていなかったので非常にためになりましたね。
僕は平熱が36.0℃くらいで、多分若干低いので、
体温上げる活動に取り組んでいこうと思います。
睡眠に悩みを抱えている方はぜひ一度読んでみてください。
こちらの本も面白いです。